【 IRT355-102 : 総社 】 井 原 鉄 道
(鉄道 井原線)
足掛け38年目の開業
<2000/02/09 修正>

開業列車が井原駅を上下列車それぞれ平成11年1月11日11時11分11秒に発車するという「1ならび」の開業となった井原鉄道に乗車してきました。井原鉄道は、もともとは昭和41年に国鉄井原線として建設に掛かかり路盤工事の約5割まで完成するに至っていましたが、国鉄再建の煽りを受け昭和55年からは建設予算の凍結から、実質建設中止の状況になっていました。その後の昭和61年に、岡山、広島両県と沿線12市町村が主体となり第3セクターを設立、建設を再開、そして足掛け30年以上の建設期間を経て、今回の開業にこぎつけました。(路線の8割以上が高架線にて竣工)
ここではこの井原鉄道(地元では「鉄道井原線」が通称)について、開業日当日の様子をミニレポートとして御紹介します。(滞在時間が取れず、あまり写真が撮れませんでした>通り抜けただけというのが実状、日帰り強行は辛い...T_T


神辺 湯野 御領 子守唄の里
高屋
いずえ 井原 早雲の里
荏原
小田 矢掛 三谷 備中呉妹 吉備真備 川辺宿 清音 総社
*神辺でJR福塩線と接続。
*清音にてJR伯備線と、総社にてJR伯備・吉備線と接続。
・ 太字の駅は有人駅、その他は無人駅
・ 清音−総社間は、第2種鉄道事業
・ 神辺−清音 38.3Km、清音−総社 3.4Km

神辺駅 ●
山陽本線の福山駅より、福塩線にて井原線の西の始発、神辺駅にやってきました。井原線・神辺駅はJR線の東側にあり、JR線とはラッチ外接続となっています。(JRの駅は橋上駅舎)
到着した時には既にホームに列車が入線していましたが、既に通勤ラッシュ並みの乗車率となっていた為に、乗車を見送って次発列車を待つ列が出来ていました。
ただ時間的な制約があるので、この先発列車に乗る必要があり、フリー乗車券(1,000円)を事務室にて購入、次発列車待ちの列を横目に混雑している先発列車に何とか乗車しました。
なお、ラッシュ時を中心に1日3往復のみながら、同駅よりJR福塩線に直通し、福山へと乗り入れる列車も設定されています。(清音から伯備線or吉備線経由で、倉敷・岡山への乗り入れについても考えられています。)
【 駅舎 : 井原線・神辺 】
【 IRT355-102 : 神辺 】 ● 混雑する車内
神辺15:29発 総社行き238Dの車内の様子。
車内には、沿線の井原郵便局の呼び掛けによって沿線住民が折った「鶴」が窓辺に飾り付けられていました。乗車した車両は、同社が12両所有するうち2両あるイベント・貸切り用車両で、一般車両と違い、座席が223系1000番台に装備されるものに良く似た転換クロスシート(一般車は固定セミクロス)、日よけも横引きのカーテン(一般車はロールアップ式)を装備しています。
井原駅 ●
井原鉄道の本社がある井原駅に到着しました。
列車はこの駅で交換待ちの為、約10分停車しました。この間、線路脇には列車見物と思われる市民の方たちが、感慨深そうにこちらの方を見守っていました。
同駅には、市のコミュニティーホールが併設され、駅前広場の近くの交通公園には井原線の前身ともいえる軽便鉄道「井笠鉄道」(神辺〜井原〜矢掛)にて使用されていた「9号機SL」が置かれています。
なお、矢掛〜小田間では最高速度の110Km/h走行が実施されています。(当日は乗車率が相当高かった為、最高速度まで持っていけていなかったようでしたが...)
【 IRT355-102 : 井原 】
【 駅名標 : 備中呉妹 】
● イラスト付の駅名標
各駅の駅名標には、その駅周辺にちなんだイラストが付けられています。
この「備中呉妹(びっちゅうくれせ)」のイラストは、奈良時代の学者である吉備真備(きびのまきび>隣の駅付近が「吉備真備」の出身地でその名も「吉備真備 駅」)が晩年、この付近に流れる小田川の川辺の岩の上で琴を弾いていたという話からくるものです。駅から約2Km程の場所に、その吉備真備が琴を弾いていたと言われる「琴弾岩」があります。
【 IRT355-102 : 総社 】 【 IRT355-102 : 総社 】
開業ヘッドマーク付
車両は「IRT355」形
イベント車は100番台を名乗る
車両に掲出されるシンボルマーク

* 東の終着「総社」についてですが接続の吉備線列車への乗り継ぎ時間が僅少(2分)であったため、駅舎の写真が撮れていません。(同駅の駅舎はJRと供用の橋上駅舎で、神辺と同様にラッチ外接続となっています。)


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